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SMALL BATCH PALO ALTO
真の革新者に敬意を込めて。
最新のSmall Batchデザインでは、優れたプレーヤーであり、ゴルフ界で最も静かな革新者の一人とされるボブ・ロズバーグへの敬意を表することを使命としています。
ボブ・ロズバーグは、若くしてゴルフ界でその才能を発揮しました。サンフランシスコ出身の彼は、名門オリンピッククラブで腕を磨きました。12歳のときには、このクラブで行われた試合で伝説的な選手であり、気難しいことで知られるタイ・コブを7&6で破った経験があります。その際、ロズバーグはコブがその日一日、非常に紳士的だったと振り返っています。
スタンフォード大学ではゴルフと野球の両方で活躍し、後に同大学の殿堂入りを果たしました。プロとしてのキャリアでは、1959年の全米プロゴルフ選手権優勝をはじめ、PGAツアーで通算6勝を挙げるなど輝かしい実績を残しました。
彼の名声が最高潮に達したのは、競技を引退し、ABC放送のキャスターとして活躍するようになってからです。親しみを込めて「ロッシー」と呼ばれた彼は、30年以上にわたってゴルフ中継に携わり、競技者とともにゴルフコースを歩きながら放送するスタイルを確立した、巡回リポートの先駆者でもありました。
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現代のツアーでは、世界トップレベルの選手たちが毎週、最新鋭の設備を活用し、クラブのメンテナンスや組み合わせのテストを行っています。しかし、ロッシーが活躍していた時代には、多くの選手が新しい用具に触れる機会は非常に限られていました。
同時代の選手たちと同様に、ロッシーも自身のクラブを調整し始めましたが、そのこだわりや取り組みのレベルは他の選手とは一線を画していました。その結果、彼の用具に対する研究は、マクレガー、ラム、トップフライトといったメーカーのクラブデザインにも反映されるようになりました。
特に彼が大きな功績を残したのはパターの分野です。ロッシーは、ツアーでマレットスタイルのパターを一貫して使用した初期のプレーヤーの一人として知られています。彼の影響により、マレット型パターのデザインが広く受け入れられ、トッププレーヤーたちの使用が当たり前になりました。現在では、マレットパターを使用する選手が増えており、これはロッシーの時代には想像もつかなかった流れと言えるでしょう。